街中の紫陽花が綺麗ですね(♥Ü♥)
子供の頃、紫陽花が大好きでした。
青とも紫ともピンクとも言えないような色の移り変わりをしている様子が、たまらーんと思っていました。
祖父が絵描きでしたが、才能が遺伝しなかった私(・・;)
星みたいな小さなお花をたくさん、丸になるように描いて、それを紫陽花としていたなあ…
はてなブログ、今週のお題「わたしの好きな色」について歩きながら考えていて、紫陽花の話になったのですが。
私にとって「色」といえば「音色」。
あっこれは趣味のドールハウスのミニミニ音楽室です(●´ω`●)蓄音機のラッパ部分どっか行った、、
ピアノを始めて、早30年くらい経ちますが、音色のことを考えなかった日はないくらい。
いやいや、嘘か。
小さい頃なんてそりゃもう練習が怠くて、嫌々ながら惰性で弾いたりしていたので、音色も表現もあったものじゃなかった(-ω-)
先生には毎回「もっと歌って!」「心よ〜」「芯のある音で」などと言われたけど、意味はわかるけど体現は出来ず。
レッスン中に眠くて眠くてよだれを垂らしながら弾いた事もあれば、反抗的に貧乏ゆすりをした事もあり…
今考えたら本当に先生ごめんなさいすぎる…
でも、辞めようとは思いませんでした。
途中声楽に転向もいいかな、なんて思ったけれど、結局ピアノ一筋で。
その理由は恩師の言葉にあります。
「ピアノは一台でオーケストラになれるのよ」と。
ええ?ピアノはピアノやでー!!!
と、己の出来なさを棚に上げてイライラとレッスンを受けていた自分が猛烈に恥ずかしい。
だって、まさにその通り。
ピアノは一台で色々な楽器の音色が出せるのです。
深く支えてくれるコントラバスや、華やかで伸びのあるバイオリン、軽やかで良い香りのするようなフルート…
コンバスってこんな大きくて重たくて弾けないけど、ピアノならあの太くて温かい音が出せちゃうんですよ!
悲しみや幸せや苦難や勝利や…
草原やオアシスや雲や雷雨や…
硬い柔らかい弾力があるボソボソしてる…
数えきれない音色たち。
初めてそれを実感したのは、小学校のときに弾いた三善晃さんの「波のアラベスク」という曲。
切ないような美しいメロディー、おしゃれな響き、ずんと来る低音、きらめく高音、とにかくビビビと来すぎて夢中になりました。
波の絡み合う様子、ここはオケならチェレスタかな?と想像しながら、一音一音に気を配り練習するようになってから、自分の演奏が変わったのも分かり楽しいのなんの。
千の音色が、この楽器一つで、私の操り一つで出せてしまうのです。
その喜び、快感たるや!!!
というかまぁ端的に言うと、音楽教室での成績が、すっごく良くなりました(๑¯ω¯๑)
前から良かったけど(勉強は超普通なのでここは自慢させてください…)、かなーーり良くなった。
そのうち身体も大きくなり、指や腕や背中の使い方を学び、ホールに響き渡らせられるようになった大音量。
ばぁぁぁぁぁぁぁぁん
これ!私一人で出してるんやでー!
ボリューム的にも本当に、オジさんのオーケストラ50人分くらいを出しているような、どーーーーんとした音。
が出ている感じがする。
大学のレッスンでは「銀色の粉を散りばめて〜」「紫の煙が出てきたよ!」など、宗教のような言葉が飛び交っていたけど、本番、お客様や審査員の方には、銀や紫が見えていただろうか…
習い事が学校になり、学校が仕事になり。
人生のほとんどをピアノと過ごしている私。
大好きなその音色。
明日も明後日も音色を追求して生きていきます。
今週のお題「わたしの好きな色」