小さい頃、丸くてきらきらしたものを集めるのが好きでした。
ビー玉、スーパーボール、ビーズ、匂い玉、おはじき…
ビー玉はただただ眺めては時間を忘れ。
スーパーボールは特にラメ入りの物がお気に入りで、何十個もお風呂に持ち込んで弾ませたり、湯船に入れたり。
ビーズは「魔法の粒」として、おまじないに使い(魔女になりたかった)。
匂い玉って今はあるのかなぁ…小瓶に入っているのを嗅いでは癒され。
おはじきは、表面がころんと出っ張ったタイプの物があり、触れてはうっとり。
そういえば、お花も丸いシルエットのものが好きで、ラナンキュラスなんて最高。
金魚ならピンポンパールがずっと欲しかった。
ヨーヨーも必ずやります!形と色がどんぴしゃだから!
あー、もうすぐお祭り本番の季節だわ!
そんな、丸いものに惹かれてしまう私(前世に何があったんだろ)のときめきが炸裂するようなお菓子を頂きました。
〜京てまり〜
達筆すぎて本当に「京てまり」と書いてあるのか一瞬不安になりますが、たしかに「京てまり」。
中には三角の小袋が7つ入っています。
■いちご ■桃 ■レモン ■青梅
■さくら ■あんず ■ぶどう
開けると何とも美しい、まんまるの球体が…!
7つの秘宝という感じ。
手のひらに乗せると意外と大きい。
小袋1つにつき1個で、結構大きいです。
こちら、「艶干羹(つやぼしかん)」という和菓子で、煮て溶かした寒天に砂糖などを加え、もう一度乾燥させて作るそうです。
半分に切ると、外側のシャリシャリ部分が剥がれるほど繊細。
このシャリシャリ、乾燥する際に表面の糖分が再結晶化するために出来るのだって!
本当に薄く薄く張っています。
口に入れて舌でちょっと押しただけで、シャリ…と崩れる儚さ。
中から出てくる、ぷるぷるしたゼリー。
「シャリ」と「ぷる」が舌に心地よくて、ちょうど良いこの硬さにするには、温度や糖分の量など計算し尽くされているのだろうなと想像できます(*´°`*)
グミっぽい弾力、粘度のあるゼリーもあって、そういうのはキャンディー代わりに舐めて食べたりするのだけど。
これは幻みたいに、しゃわわわ、といなくなってしまいます。
それでつい、もう一つ、とつまんでしまう感じ(*´ㅈ`*)
それぞれの味に、果汁や果汁シロップ、ピューレが入っていて、一瞬口の中が「じゅわっ」とその味になっちゃう。
さくらに至っては、ちゃんと桜葉の塩漬けまで入っています。
和の繊細さ、美しさを存分に感じられるお菓子で、本当に素敵です。
歯の弱いお年寄りの方にも、とても喜んでいただけそう❁
見た目も涼しげで、夏の贈り物におすすめです☻
■菓匠 清閑院HP
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