ままえになった日

2018年おもち♂が生まれ、私は「ままえ」になりました。おもちとの生活、変わらず好きなもの、No喜怒哀楽NoLIFE!な日々を綴ります。

マダム・フローレンス!(ネタバレ有)

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マダム・フローレンス!のDVDを観た。

音痴な歌手がカーネギーホールでコンサートをするまで、という予告を見て気になっていて。

 

音痴だったけど特訓を重ねて夢のカーネギーに立った!

というサクセスストーリー?見返しストーリーかと思っていたら。

なんと音程取れないまま終わった(⊙ロ⊙)

 

音痴というと。

昔よく遊んでいたグループ内に、とても音程の取れない男の子がいた。

音痴の人って、音の高い低いはわかるようなのだけど、高いか低いかの二択しかないのだなとその時思った。

ドレミに当てはめられない、何とも表現出来ない音で、前の音より高いか低いかのみで歌が構成されていく。

 

誰も笑わなかったけど。

 

マダム・フローレンスはそのレベルではなかったけど、高音なんかは特に、細かい音形はニワトリだし、伸ばしはサイレンみたいだったなあ…(´ω`) 

 

でも彼女のチャーミングさで帳消しになっていた。

実際本当に周りに愛されていたそう。

一生懸命練習したり(当たり前か)、褒められて子供みたいに喜んだり。

その素直さが彼女の一番の魅力かしら。

 

いるけどね、意地悪な人って。

わざわざ笑ったり、わざわざ馬鹿にするやつ。

自分の中だけで思っておけばよいことを行動に出してしまう、浅はかな人種。

 

けど彼女の音楽を愛する心や、周りへの優しさ、素直に喜ぶぶん素直に傷ついてしまう無垢さの前では、「かわいそうな人間」という感じ。

 

最後は観ているこちらも、本気で応援する気持ちになる。

 

まあ私は、仕事にするなら現実をちゃんと知ってお金を取らねばいかん。と思っているけど。

ヒュー・グラントってマダムの味方のフリして、結局はどの女にも優しくしか出来ない、浮気者で一番の裏切り男ですよね、と思うけど。

 

マダムであるメリル・ストリープ の歌声が、なんだか安心する温かい響きとして頭に残る不思議。

実在した人物ということで、お会いしてそのかわいらしさに触れてみたかったなあ。